20140716 記事 なぜf(x)に熱狂するのか?

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なぜf(x)に熱狂するのか?
f(x)に熱狂する理由は彼女たちがガールズグループであることとあまり関係がない。 私たちはなぜガールズグループに熱狂するのか? 美しく、幼く、可愛く、またはセクシーだからか?でなければ、歌が良くて? 今の時代のガールズグループは私たちが求めているイメージを一生懸命 自分のものにしてサービスする存在だ。 私たちは消費者として願うものを得るだけだ。 ところが、f(x)はそれほど親切でない。 自分たちのスタイルが確かで、大衆性よりは音楽的な進歩を追求する。 だから大衆は常に見慣れない、独特の存在だ。 一方では似たフォーマットが繰り返される韓国アイドル市場で明確なコンセプトと音楽的な完成度でバランスを取る存在でもある。

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#独歩的存在
f(x)が差別化される理由は何か? 音楽評論家キム ソンファンさんは“いつも流行とは距離をおいていた。 セクシーコンセプトを試みたこともなく、KARA、girl’sdayのようにハツラツといったこともない。 4次元、別世界から来た感じを与えたガールグループ”としながら“本来アイドルグループは大衆性を追求しなければならないが、SMエンターテインメントはf(x)がリスクを受けても実験をする対象と考えている。 新鮮な試みがはずみをつけることで良いアルバムが出てきている”と話した。
電子音楽専門メディア兼レーベルであるヨンキ企画のハ バクク代表は“f(x)は音楽的な完成度からファッション、コンセプトに至るまでどれ1つ気を抜かず、調和を作り出すことが強み”としながら“少女時代の場合‘また巡り会えた世界’から‘I GOT A BOY’までスペクトルが広いのが特徴ならばf(x)は自分たちの一定のスタイルに固執するほうだ。 例えば 前作‘PINK TAPE’の場合、正規アルバムであるのに全曲をダンス曲で満たしたという点は感心した”と話した。
音楽評論家キム ユナさんは“f(x)のようなガールズグループはいないということはこれ以上説明する必要がない。 ‘NU ABO’や‘Rum Pum Pum Pum’のような曲は他のガールズグループが消化しにくい”としながら“そのような独特のコンセプトを自然に消化するf(x)が独歩的ということは十分に同意する”と話した。
 #新しいアルバムは‘本格的進化ガールグループポップ’?
最近発売された新しいアルバム‘Red Light’は既存のf(x)より強くなったという評価を得ている。 キム ユナさんは“映画で少女の役者がもう大人の役を演じると宣言をした感じ”としながら“前は独特の中にf(x)だけの少女らしさが維持されてきたが、今回は特有の‘21世紀少女’でなく、もう一つのアイデンティティが生まれたようだ。 次の段階に移った感じ”と話した。
音楽的な部分においてキム ユナさんは“前作‘PINK TAPE’はエレクトロポップのアイデンティティとバランスがよくとれていた。 対して、今回のアルバムは力をたくさん入れたようで少し負担になるように聞こえたりもする”として“‘本格的進化ガールズグルーポップ’を宣言したことにも聞こえる。 既存のf(x)の魅力を一部分脱ぎ去った感じもするのが次のレベルへの跳躍のための衝撃療法と考えられる”と話した。
タイトル曲‘RED LIGHT’は好き嫌いが分かれる。 ‘Red Light’に対して音楽評論家チェ ミンウさんは“東方神起の‘O-正反合’、少女時代の‘I Got A Boy’のように力が過度に入った感じ”としながら“既にf(x)が持っているイメージを図々しく強調した感じなので少しこちこちに聞こえる”と話した。 チェさんは“f(x)が既に独特の試みをしても結局はポップで楽しむ距離が充分だった。 今回もサウンドは立派だが楽しむには難しいようだ”と話した。 音楽評論家イ ミンヒさんは“‘Red Light’はメロディが記憶によく残らない曲”としながら“一般的にアイドルグループの場合、どのようにしてでもメロディを残そうと努力する方なのにこの曲はそんなことが感じられない”と話した。 キム・ソンファンさんは“SMはグローバルなダンスポップを指向する。 YGがアメリカのトレンドに従うならばSMはヨーロッパダンスポップの感じが強かったが、‘Red Light’の場合はアメリカとヨーロッパのスタイルが入っている曲”と説明した。

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 今回のアルバムはタイトル曲よりもむしろ 光る収録曲がある。 ‘Red Light’とともにリリースした‘All Night’に対してハバククさんは“テディ ライリー、jinboなどが共に作ったこの曲は多様な語法を理想的に配合した最上のポップといえる”として“このように聞きやすいポップを作ることが容易に見えるが、その中には色々な要素が緻密に計算されている。 ‘All Night’’が特にそのような曲”と説明した。 今回のアルバムやはり海外作曲家らと共同作業を主としているが、国内作曲家のうちにはSM所属であるKenzieの比重が大きい。ハバククさん は“KenzieはBoAの‘my name’から少女時代の‘また巡り会えた世界’まで多様なスタイルの曲を作ったがf(x)とともにする場合、実験的な試み、飽きない展開を見せている”と話した。
意見を総合してみれば‘Red Light’はf(x)のもう一つのアイデンティティ、または、新しさに対するプレッシャーを見ることができる。 チェ ミンウさんは“何か新しくしなければならないというSMの自意識が強く反映された結果”と話した。 音楽的完成度においてその他ガールズグループに比べて相変らず優位を占めていることだけは明らかな事実だ。 キムユナさんは“f(x)はアルバムごとに独自の道を歩いてきた。 その道の方向性と成果がいつも同じわけではないが、その歩みを引き続き応援する価値があるチーム”と話した。